ビットコイン11月末9万8千ドルは現実的か?

PlanB氏は、ビットコインの価格が11月末までに9万8千ドルに到達すると予測しています。更に2021年のクリスマスまでに13万5千ドルと、価格及びスケジュールともに具体的な数値を示しています。
通常アナリストは予測を外したくないので、具体的な価格やスケジュールを定めた発言は避けます。当り障りがなく現実的な話しかしません。極端な発信をするアナリストもいますが、その場合は「ビットコインは(その内)暴落する」、「そもそも価値は無いので(その内)消えてなくなる」など、価格及びスケジュールなど具体的数値には一切触れず、暴落する具体的な根拠も示しません。ですので彼らの理屈では、ビットコインがどこまで上昇しても予測が外れたことにはなりません。史上最高値を更新しても「僕の考えは変わりません」「私の見解に変化はありません」「とにかくその内下がるのです」、と恥ずかしげもなく主張します。そしてクラッシュが来ると「ほらね、言ったでしょっ!」と得意気になります。

一方、PlanB氏は具体的数値を明言し、スケジュールは非常に近い未来であり、予想価格も現レートから極端に離れています。これは通常のアナリストは絶対に避けるものです。一体彼はどこからこれほどの自信を得ているのでしょうか?
今回はPlanB氏の推論を改めて見てみます。

ストック・トゥ・フロー(S2F)

PlanB氏は有名なストックトゥフローモデル(S2F)の開発者であり、それに基づいてビットコインの価格を予測します。
このモデルは追加される新しいビットコインの供給に対する既存の供給の比率を使用し、資産の希少性に数値を割り当てるもので需給フローを根幹にした予測モデルです。元々コモディティ資産で運用していた点からも、ストックトゥフローが需給フローベースであることはうなずけます。

これはビットコインのインフレ率を重視しています。需要と供給、つまり本質的価値です
ビットコインの場合、4年毎の半減期によりインフレ率を半減させる設計のため、ストックトゥフローモデルでビットコインを見ると、計算される値は必然的に急上昇する傾向があります。この観点からいうと、ストックトゥフローモデルでは余程ビットコインの価値が小さくなり、多くのホドラーが手放し、極端な供給過多にならない限り時間の経過に連れ必ず値上がりする結論が導き出されます。
どうやらPlanB氏にいわせれば、ビットコインの価値は年月に連れ上昇するのは当たり前のようです。

比較

ストックトゥフローモデルではビットコインは大枠4年毎に2倍になります。現実の値動きにはズレがありますが、2009年からの時間と価格推移を平滑化すればピッタリです。これはシルバーなら約22年、ゴールドなら70年以上かかる上昇率です。
最新の彼の動向は、10月24日の「Unchained」のポッドキャストにゲストで現れ、予測モデルの精度や今後の見通しについて話を展開しました。高い信頼と見通しについて変化はありません。

PlanB氏への逆風

PlanB氏は常に投資家の信頼を勝ち取っていたわけではありません。今年5月の大クラッシュにより、彼の多くのフォロワーからストックトゥフローモデルの信頼を失いました。しかし、彼が6月20日に公表した具体的且つ明確な価格予測が、その後の市場価格の推移を100%的中させたことにより、再び投資家の感情に変化が起き、ストックトゥフローモデルへの信頼は高まっています。
しかし、ストックトゥフローモデルに懐疑的な目を向ける人々は今でも一定数存在します。それは、ストックトゥフローモデルは価格予測を視覚化するための平均値しか提供しいないという点です。

値動きでなく価値を予測

ビットコインのボラティリティは非常に激しく、価格変動率は数ある資産の中で最も高いものです。
私は値動きの上下と価値の上下は異なると考えます。ストックトゥフローの懐疑派が指摘しているものは値動きであり、激しいボラティリティを持つ資産の値動きなど予測できるはずありません。
ストックトゥフローが示す未来の足どりは、ビットコインの値動きを平準化した「真の価値」を示しています。値動きは、ビットコインの価値を中心に、高いボラティリティの範囲で移動します。市場が楽観的になり過大評価することもあれば、恐怖により過小評価することもあるのが値動きです。

ビットコインは世界の準備通貨に?

最近のビットコイン先物ETFに加えて、PlanB氏はビットコインの価格に大きな影響を与える最大要因としてインフレを挙げています。彼は需給バランス、すなわち本質的価値にしか興味がないようです。アナリストやインフルエンサーは週間単位で上がる下がるとピーチクパーチク騒ぎますが、PlanB氏は一時的な材料は完全に排除し、一時的な歪みである値動きも無視しています。
資産の価値は、それを必要とする需要と、それを与える供給とのバランスにあるという最もシンプル且つ確実なロジックでビットコインを見つめています。
次の言葉は彼の言葉です。

「インフレにより全てのコモディティの価格は上昇し、ビットコインの価格も上昇する。そして少なくても短期的には急激な調整はない」。

同時に、ビットコイン市場はまだボラティリティを低下させるのに十分成熟していないと警告もしています。
そして今回、私はこの動画をまとめるために、PlanB氏の情報を収集して初めて目にした彼の言葉を紹介します。

「市場はまだ貪欲と恐れの狭間にいます。しかし、私は時が来ることを知っています。ビットコインは次の半減期か2024年以降になるが、世界の準備通貨になるでしょう。」

ということです。
準備通貨、つまり、各国中央銀行の外貨準備高を占める通貨の一つに、ビットコインがなるといっています

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